剃刀変異種「ニンバス」が大流行中…!
ある日、同棲中のハニーが37.6度の熱を出し、のどの痛みを訴え始めました。
このころ世間ではコロナウィルスの変異種「ニンバス」※とかいうやつが大流行していたので、ま、まさかこいつでは…と我々は恐れ慄きました。
※「剃刀を飲み込んだかのようなのどの痛み」が特徴的なウィルスらしい

仕事を休んでもらってすぐ病院に行ったところ、やはりコロナ陽性の診断。
ただ「ニンバス」かどうかまではわかりませんでした。(そもそも病院で「ニンバスですねー」とか「オミクロンですねー」とかまで調べてくれないよねきっと)
わああこいつは大変!
さみしいけどハニーは寝室に隔離させてもらって、ぼくも感染しないように頑張らないと…!
と意気込んだものの…
隔離しているとはいえ、土日とかずっとひとつ屋根の下で仲良く暮らして、感染しないとかありえるのだろうか…?
うっすらと浮かんだ疑問を振り払いながら食料やその他日用品を買い込んで、籠城することにしました。
君は、生き延びることができるか——
抵抗むなしく、2度目のコロナ感染…!!

できませんでした。
ハニーの発症の3日後からどーにも喉がムズムズし始め、4日目の明け方、とうとう38.8度の熱が出てしまいました…
…頑張ったよ!抵抗したんだ!すごく!必死に!!
マスク着用して、別々の部屋で暮らして、アルコールで30分おきくらいに手を消毒して、トイレも次亜塩素酸で消毒して、食事も別々、トローチをなめなめして喉を殺菌して、免疫を高めるって売り文句の乳酸飲料を付け焼刃的に摂取して—―
でも勝てなかった…
コロナ、強すぎ。
勝てねぇよ、家族かかったら終わりだよ、感染不可避、子供とか老人とかいなくてよかった…
コロナの感染力はえぐいです。同じ家の中にいたら絶対かかっちゃうと思った方がいいですね。どーしても感染したくないときはどこか別の建物に避難しないとダメそうですわ。
症状は大したことない。
まあでも1回目にかかった時に比べたら、全然大したことない症状でしたね。
1回目はひどかった…そしてあの時もやはり真夏だった…
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いつか何かの役に立つかもしれないから症状をメモしておくよ。仮病で会社や学校を休みたい子は参考にしてね。
備考:
・ワクチン3回摂取済み
・2年前にコロナ1回感染済み
・感染対策をとても頑張っていた。免疫強くするヤクルトみたいなやつも飲んでいた。
・会社は5日間休みました…夢の2nd夏休み。
・家に薬があったので病院に行きませんでした。
症状:
1日目:なーんか喉がイガイガするような…肺が重いような… 熱は36.8度。
2日目:朝目が覚めたら超熱出てる。38.8度。
喉が結構いたいけど「剃刀を飲んだ」感じでは全然ない。
ニンバスではないのかも…それとも対策を頑張ったおかげで軽症でおさまってる…?
昔、風邪をひいたときにお医者さんにもらった解熱鎮痛剤(カロナールとか)を
リサイクルして飲むなど治療開始。
(病院処方薬の使いまわしはよくないよ。よい子はマネしないでね。)
3日目:熱が36.5度くらいに急激に下がる。解熱剤超効いてる。
喉はまだ痛いけどだいぶましになった。
1回目の時もそうだった。カロナール様は神。
4日目:熱上がらなくなってきた。36.5度。喉がまだちょい痛い。咳がゲホゲホ出始める。
5日目:ほぼほぼ回復!熱36.0度。喉はちょっとイガっとする程度。咳は結構出る。
寝起きが一番ひどい。
コロナ回復のプロセスって
喉の違和感→発熱・喉痛→解熱→咳→回復
っていうパターンなんだなぁ、1回目も大体そうだったし…
傷病手当はもらえるけどもらわなかった。
日本有数のお金持ち(という設定)のぼくは、このような非常時でも常にお金を無駄にしない方法を画策しています。
今回会社を5日も休むことになってしまいましたが、有給のほとんどをすでに使い切ってしまったぼくは欠勤を選択せざるを得なくなってしまいました。
手取り22万円程度という慎ましい賃金で働いているぼく。5日も休んだらさらにお給料が減ってしまいます…凄くざっくりした計算でも1日1万円、計5万円程度減ってしまうのではないでしょうか…
サラリーマンはたった5日休むのに5万円も払わないといけないのです…
いや、夢のある言い方をすれば、5万円で夏休みを買うことができるのです。
ぼくの1日は、1万円で買える…
1年365万円、10年3650万円、30年1億950万円…
命なんて安いものだ、特に俺のはな…
あと1億1000万円くらいあれば定年までの人生を買い取ることができるのだろうか?というグラディエーター的な思想にまで飛躍したところで、はたと現実に帰り、「そういえば、サラリーマンには傷病手当というものがあったはずだ!!」と思いついたのでした。
傷病手当とは…
病気やケガで仕事を休まざるを得なくなったときに、生活を支えるために支給される健康保険の給付制度だよ。健康保険に加入しているサラリーマンとかが受け取ることができるよ。
働けない状態だよーが連続して3日以上になると申請できるよ。
4日目以降からが給付額計算の対象日数だよ。
お医者さんのお墨付きが必要だよ。
もらえるお金は、
休業1日につき直近12ヵ月間の標準報酬月額平均額÷30×2/3相当額
だよ。
詳しくはグーグル先生に聞いてみよう。
うわーい、お金ちょっと出してもらえるんだぁ!と思っていろいろ調べたのですが、いろいろ罠があったので結局申請しないことにしました…理由は…
(このケースでは)最大2日分しかもらえない。
傷病手当は、3日以上休むと4日目以降から給付対象になる、ってことみたいで、ぼくは5日連続で休むので、最大2日分の給付が受けられることになります。
2日分かあ…9000円とかそれくらいかなぁ…それくらいまるっともらえたら魅力的だけど、実際には下記のマイナス要素で相殺されちゃうどころかマイナスになりそう…
病院に行かないともらえない。(診察料がかかる)
診断書は必要ないけど、「傷病手当金申請書」っていう書類にお医者さんに一筆書いてもらわないといけない欄があるので、病院は受信しないといけないらしい。
そうすると診察料とか一筆書いてもらうお金(病院によってまちまちだけど300円~3000円くらいらしい…大病院は高い…)がかかっちゃう…
今回は病院に行かないで家にある薬で治そうとしてたから余計な出費になってしまう…
余談ですが、ぼくは若かりし頃あほを極めており、病院の診断書は無料でもらえるものと勘違いしておりまして、インフルエンザになって会社を休んで病院に行ったとき、病院の先生に「会社を休むために診断書が必要かもしれないから書いてあげようか?」と言われ、会社としては特に申請に必要なかったにもかかわらず「人生で初めてインフルエンザになった記念に診断書欲しい―!!」と思って「はい!お願いします!」と元気いっぱいに答えて3000円支払う羽目になり目玉が飛び出たという記憶がございます。
5日以上欠勤するとボーナスが減っちゃう。
傷病手当をもらうには、休んでいる間に給料が発生していない状態でないといけないようです。
つまり、有給休暇ではだめで、欠勤しないといけないのです。
となると、ボーナスの査定に影響が出てしまう…!
この辺は会社によると思いますが、ぼくの会社の場合は5日以上の欠勤があると「4日を超えた欠勤日数分をボーナスから減額」されてしまいます。
こーいうことを総合的に考えると、「ボーナスを守るために欠勤が4日以下になるように有給を使う。傷病手当をもらうとなると病院代がかかって結局プラマイゼロに等しくなるし書類の申請がめんどくさいから申請しない。」
がいいのかなぁという結論になりました…
受け取れる給付金はすべて受け取るのがお金持ちのたしなみ!と思っていましたが、損するケースとかがあるからよく考えないといけないんだなぁ…!
よい子は体調管理を気を付けよう!
おしまい。
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