引っ越し頑張るぞ!
アパートの契約更新の時期がやってきてしまいました。
1Kのちんまりしたアパートで一人暮らしをしているぼくは、もう少し広いおうちに住みたいあと思ったので、引っ越しをすることにしました。がんばるぞ…!!
契約、こわいなあ…大人、こわいなあ…
引っ越しをするとなると、不動産屋さんへ行かなければなりません。
不動産屋さんってあんまり行ったことないし、こわいなあ…ケイヤクとか難しいことしないといけないし…いやだなぁ…
ぼくはとっても立派な大人ですが、社会性に関しては小学生並みなので、ケイヤクとかコウショウとか、何か高度な大人の能力が必要な活動が苦手なのです。
しかも、「お金持ちたるもの、不動産の知識も必須でしょ!!」と意気込み、「正直不動産」という漫画を読み込んで無駄に不動産業界の(ネガティブな)知識を身に付けてしまっていたぼくは、余計に不動産屋さんが怖くなっていました。
不動産業界は『千三つ』の魔窟…そんなところに足を踏み入れて、ぼくみたいな世間知らずが無傷で済むのだろうか…
「千の言葉の中に、真実はたった三つしかない。正直者がバカを見る。嘘ついてなんぼのイカレた世界、それが不動産の営業だ。」
「正直不動産」より
契約書の控えは「ちょうだい」って言わないともらえないと思うべし!!
だけど、「ぼくは圧倒的お金持ち(のはず)なのだから、ケイヤクとかコウショウとか、そーいうのはむしろ得意でなければだめなんだ!!がんばるぞ!!」と自分を奮い立たせ、不動産屋さんへ行ってきました。
ネットで見繕った気になる物件をいくつか内見させてもらって、気に入った部屋を見つけたので、契約することになり、後日契約書にサインをしに行きました。
契約書やら重要事項説明書やら、とっても大事そうな書類に次々とサインして契約完了。
家の説明の書類がいっぱい詰まった封筒を渡されて、店を出たのですが…
あれ、契約書の控え、入ってなくない…?
サインは2部ずつ書いたので、てっきり1部はぼくにくれるものだと思っていたのですが、どうやら不動産屋さんと大家さん用のもので、ぼくの分ではなかったみたいです。
このままではどんな契約をしたのかさっぱりわからなくなってしまう!!
退去の時とかめちゃくちゃぼったくられたらどうしよう…!!
ぼくはダッシュで不動産屋さんに戻りました。(不動産屋さんの駐車場の中で書類を確かめたのは非常にナイスな判断でした。お金持ちたるもの、こうでなくてはなりません。)
ぼく「あの、えとえと、けいや、契約書って、もらえますか…?※」
※不動産屋さんの「なんで戻ってきたんだこいつ」的な視線に耐え切れず、非常に慌てるぼく
担当のおねえさん「あー…、じゃあ、コピーとりますね!!」
よかった…貰えた…でも…契約書の控えって、貰えるのが当たり前じゃないんだね…
ぼくはまたひとつ賢くなりました。お金持ちレベルが完全にうなぎのぼりです。
安心して契約書の中身を読んでいたら、こう書いてありました。
契約締結の証として、本書を2通作成し、甲(貸主)・乙(借主=ぼく)双方記名押印の上、各1通保有する。
いややっぱりぼくに契約書渡さないとだめでしたよね!!
渡し忘れなのか、千三つの不動産業界、なにか思惑があったのか―――
「正直不動産」を読みすぎてすっかり疑心暗鬼になってしまったぼくは、しばらくうんうん考え続けてしまいました。
契約書をもらえたことに安心してしまい、重要事項説明書とか他の大事な書類の控えをもらうのを忘れてしまいました。これも言わないとくれないものなのかしら…
担当さんにまた訴えなければならないと思うと、小心者のぼくにとっては胃が痛いです。
教訓…!!
よい子のみんなは、大事な契約をするときには、必ず、元気よく、「自分がサインした書類は全部コピーちょうだい!!!」って言おうね!!
あとぼくみたいな小心者の子はその場で契約するんじゃなくておうちに持ち帰ってじっくり自分のペースで契約内容を読んでからサインした方が安心だね!
当日その場でサインする流れだと「(契約書の)大事なとこだけ読みますね~」とか言われてさらっと流さたりして内容がよくわからないときとかあるからね!!
気をつけて、慎重に、契約しようね!!!
2023/01/22 追記
勇気を出して不動産屋さんに
「あの、契約書類のコピー一式欲しいんですけど…!」
ってメールしてみたら、
「はっはっは、ご心配しなくてもお部屋の鍵を渡す日に一緒に契約書類のお控えもお渡ししますよ~。契約の時説明したじゃないですか~」
という旨のお返事が返ってきました。(実際はもっとご丁寧な文面です。)
ぼくの、心配しすぎだったみたいです。
え~、契約の時そんなこと説明してたかなぁ…ぶつぶつ…
「正直不動産」と「クロサギ」の読みすぎで、「不動産屋とか保険屋とかは全員詐欺師なんだ!気をつけないとカモにされちまうんだ!!」という非常に偏った思想を持ってしまったぼくは、またも人を疑いまくってしまい、ちょっぴり恥ずかしい思いをしました。
でも、それくらい気をつけた方がいいよね!!なんせぼくは、圧倒的お金持ち(のはず)なのだから!!!
人を疑ってしまったさみしい過去はこちらの記事に…
・怪しい漢方薬のお店で謎の小部屋に連れ込まれる①
おしまい。
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